「口約束で済ませたい」と言われたら?

2025年08月22日 19:50

副業や友人・知人との間で何か約束事をするとき、「書面にするなんて、水くさい」「信用されていないのかな?」と感じて、口約束で済ませてしまうことは少なくありません。しかし、その口約束こそが、将来の大きなトラブルの原因になりがちです。もし相手から口約束で済ませたいと言われたら、どのように切り出せばいいのでしょうか?相手を不快にさせず、納得して合意書を作成してもらうためのポイントをお伝えします。

なぜ人は「口約束」を好むのか?その心理を理解する

まず、なぜ相手が書面を嫌がるのか、その心理を理解することが大切です。

信頼関係を重視しているから
「お互い信頼しているから、書面なんていらないよね」と考えているケースです。特に親しい間柄では、この気持ちが強く働きます。
面倒だと感じているから
「書面を作るのが手間」「難しそう」と感じ、単純に作業を避けたいと思っています。
法的拘束力を避けたいから
「書面にしてしまうと、後で義務が発生したり、法的に縛られたりするのでは?」という漠然とした不安を抱いていることもあります。

これらの気持ちを理解した上で、「信頼していないわけではない」というメッセージを伝えながら、合意書の必要性を説くことが重要です。

合意書は“水くささ”ではなく“優しさ”と伝える

合意書は、相手を疑うためのものではありません。むしろ、お互いの関係性を守り、将来のトラブルからお互いを守るためのものです。そう伝えるための具体的な切り出し方をいくつかご紹介します。

1. 忘れてしまわないようにという理由で提案する

「せっかく決めたことだけど、人間って時間が経つと忘れちゃうから、後で見返せるように形にしておかない?」 「お互いの認識にズレがないか確認するためにも、一度文章にしてみない?」この伝え方なら、記憶違いや勘違いを防ぐための予防策として、相手も受け入れやすくなります。特に複雑な内容や、期間が長くなる約束事には効果的です。

2. もしもの事態に備えるための保険だと伝える

「今は大丈夫だけど、もしもの時に、お互いが嫌な気持ちにならないように、事前にルールを決めておかない?」 「僕たちの関係を長く続けるための、一種の“保険”だと思ってくれないかな?」もしもという言葉を使って、万が一の事態を想定していることを伝えます。これは、相手への配慮を示すことにもつながります。金銭の貸し借りや、事業の共同運営など、リスクが伴う約束事の際に有効です。

3. 「自分たちが楽になるため」と伝える

「何かあったときに、また一から話し合うのは大変だよね。最初にちゃんと決めておけば、その後のやり取りがスムーズになるよ」 「お互い忙しいから、何かあったときにすぐ対応できるようにしておこうよ」合意書が、将来の面倒なやり取りや、不毛な議論を避けるためのショートカットであることを伝えます。これは、相手の負担を減らすという視点からアプローチする方法です。

合意書は信頼関係を強固にするためのツール

合意書は、お互いの信頼関係を壊すものではなく、むしろ強固にするためのツールです。 安心して物事を進めるためにも、ぜひ「書面の作成」という選択肢を考えてみてください。

弊事務所では、合意書の作成代行を、1通8,800円~というリーズナブルな価格で承っております。お気軽にお電話、メール、またはLINEにてお問い合わせいただければ幸いです。遠方にお住まいのお客様にも、電話、メール、LINEでの対応が可能ですので、どうぞ安心してご連絡ください。

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